期待の起業家、ジョゼ・ネヴェシュ氏
logo by www.farfetch.com
みなさん、このロゴ、見たことありますか?
昨年日本にも進出を果たした、グローバルファッションサイト「ファーフェッチ」です。
世界のトップセレクトショップから簡単に買い物ができるECサイトとして、2008年にスタートした期待のベンチャー企業です。
実はこの会社を創立したのはポルトガル人の起業家、ジョゼ・ネヴェシュ氏。
彼は8歳の頃からプログラミングを始めたほどテクノロジーに明るく、
学生時代はポルト大学に在籍しながらテクノロジー企業を経営していました。
更にネヴェシュ氏はファッションデザインにも興味があり、
2年後にはでデザインシューズのSwearというブランドを立ち上げ、
その数年後にはSIX Londonという靴のデザインを提供する会社を開始しました。
http://site.sixlondon.com/
テクノロジーとファッションという2つの情熱を持っていた彼が、
2007年に目を付けたのが当時少しづつ広がっていたインターネットショップ(ECサイト)でした。
楽天やアマゾンなど、最近はインターネット上で買い物をすることに抵抗がなくなった人も多いと思いますが、実はこれは日常品などの消費が主なんです。
今でも高級品はECサイトで買われることが少なく、
世界の有名ブランドでさえもインターネットショップで成功している企業はほとんどありません。
そこに挑戦したネヴェシュ氏。
旅行も好きだという彼は世界中のトップセレクトショップと契約し、
世界中の人が簡単に気に入ったセレクトショップから買い物ができるプラットフォームを創りました。
それがこのファーフェッチ(Farfetch)です。
このファーフェッチはただ単に海外のセレクトショップを紹介しているわけではありません。
独自のスタイルとビジョンを持つショップを集約させることで、ファーフェッチ自体が斬新でファッションとアートを発信する場所となっているのです。
在庫を持たずに各ショップが注文が入った時点で店から出荷するという形態をとっていますが、
インターネットショップで大事な商品の写真撮影やサプライチェーンなどのサポートをファーフェッチが行うことで、オンライン上でも売れる仕組みを作っています。
今まで販売先が限定的だった各ショップにとって、商品を世界に発信することができるプラットフォームとして信頼され今では300店以上と契約しています。
世界の投資家からも注目されているファーフェッチ。
現地法人のファーフェッチ・ジャパンを設立する際にはベンチャーキャピタルなど4社と共同で、
約7億2000万円を投じたと発表しています。
個人的には、ポルトガルの企業ではないところが残念ですが(本社はロンドン)、
それでもポルトガルからネヴェシュ氏のような国際的な起業家が生まれたことは嬉しい限りです。
これからもどんどん広まってくれることを期待してます!!
日本サイトはこちら http://www.farfetch.com/jp/
ネヴェシュ氏のインタビューも興味深いので、英語ができる方はおススメです。
では、また次回!