私の夢と志
ポルトガルに出会ってあっという間に10年が過ぎました。
最初に訪れたときはアジア人であることでジョークを言われたり、
とにかく町行く人にジロジロ見られ…何だか西欧っぽくないな~なんて思いました。
でも1週間くらい経つと、ポルトガル人の優しさや陽気さに居心地が良くなり、
町を一気にオレンジにする夕日を見て、「私はこの国に必ず戻ってくる」と感じたのです。
大学を卒業して就職し、仕事は大変だけどやりがいがあり、
できるだけ多くのことを経験したいと思っていました。
そして、とにかくお金が貯めて、必ずポルトガルに行く。
そんなことを繰り返していくうちにあっという間に社会人も7年以上過ぎ、
今年の3月から本格的に夢を追いかけることにしました。
私の夢は、「ポルトガルと日本をビジネスでつなげること」
とってもざっくりですが、現在はその第一歩としてポルトガルの伝統工芸品でもあるジュエリーを輸入しています。
それが、ここ何回かブログでも紹介しているフィリグラーナです。
ポルトガルの詩人が残した言葉で、
O sonho comanda a vida という言葉があります。
訳すと、「夢が人生を動かす」という感じです。
まさに私の人生はこの言葉通りで、今まで出会った人や経験していきたことは、
ほとんど私の夢が導いてくれました。
するかしないか、人生ではいろいろな選択があります。
その際何かぶれない軸があると、割とスムーズに物事が進みます。
それが私にとって「ポルトガル」なんです。なんだか不思議ですね。
これからはこの私の夢が、単に夢ではなく、「志」になるよう歩んでいきたいです。
みなさん、夢と志の違い、考えたことありますか。
孫正義さん曰く、
「夢と志は違います。夢は漠然とした個人の願望であり、志は個々人の願望を超えて多くの人々の夢を叶えようとする気概です。夢はこころよい願望だが、志は厳しい未来への挑戦です。夢を持つなんて程度で終わらずに志を高く持たないといけない。」
そうなんです。
私もそういう気持ちで取り組んでいきたいなと思います。