日本ポルトガル協会ってご存知ですか?
ポルトガルに興味をお持ちの皆さま。
日本ポルトガル協会ってご存知ですか?
「聞いたことはあるけど、どんな活動をしているかはあまり知らないなぁ」
「なんだか敷居が高そう…」
と思われている方が多いかと思います。
普段事務局でお手伝している身として、今日は日本ポルトガル協会について簡単にご紹介したいと思います。
日本ポルトガル協会の創立
©一般社団法人日本ポルトガル協会 http://nippo-kyokai.org/ |
日本ポルトガル協会は、日本とポルトガル両国交流の基盤となるべく団体として1968年5月に設立されました。初代会長には元三井銀行社長の柳満珠雄氏が就任し、協会の積極的な活動が始まりました。
実はこの時期の理事には、大佛次郎や井上靖、遠藤周作など文化面でもそうそうたるメンバーが揃っていました。遠藤周作とポルトガルについては、昨年話題になった映画『沈黙』で知っている方も多いのではないでしょうか。当時の駐日大使であったアルマンド・マルチンス博士が日本文学に精通していたため、このような有名な作家さんが名を連ねたそうです。
また、柳会長は日本とポルトガル両国関係の長い歴史を思い、全国のポルトガルゆかりの地と協力し合い、各協会設立にも努められました。今でも、その輪はしっかりと根付いていますが、特にこの活動は後に多くの姉妹都市を生み出すことに繋がりました。
大阪万博が開催された1970年には、ファドの女王アマリア・ロドリゲスの初来日やコインブラ大学の合唱団公演、ベンフィカと日本選抜チームの親善試合などなど、協会創立後すぐに盛り沢山のイベントがありました。このようなイベントに積極的に協力し、両国交流の基盤を築いたことは、とても素晴らしいことだと思います。
その後も、政治・経済・文化面と様々な活動に関わりながら協会は発展してきました。
今では多くの会員さんから構成される協会になり、ポルトガルに興味のある方々が集まることにより、両国交流をさらに活発にしています。具体的には大使とのお食事会や演奏会、気軽に楽しめるイベントなどを開催したりポルトガル関連情報を発信したり、そんな活動をしています。
「日本とポルトガル両国交流の基盤となるべく団体」を目指したその姿は、多くの方の献身的な協力のもと、しっかりと続いているのです✨
昨年、日本ポルトガル協会は創立50周年を迎えました♪
さて、2018年に日本ポルトガル協会は創立50周年を迎えました。
特別ポルトガル旅行をはじめ、昨年はたくさんのイベントを開催し盛り上がりました!
怒涛の1年でしたが今思い返せば良い思いで💛です。
ポルトガルの人気ぶりはここ数年、右肩上がり😍
2017年には外国人訪問者数が1,270万人を超えました!日本は2017年に2,869万人強なので、国土が日本の4分の1のポルトガルにこれほどの人が訪れているとは…凄いですね!
日本でも注目されるポルトガル。
創立51年目となる今年も、色々な方面からポルトガルをご紹介していきたいと思っています。
日本とポルトガルの姉妹都市
せっかくなので、両国の姉妹都市をご紹介します。
各都市で様々な交流がされています。
レイリアLeiria*徳島市 (1969年10月15日)
ポルトPorto*長崎市 (1976年8年5月26日)
アヴェイロAveiro*大分市 (1978年10月10日)
カスカイスCascais *熱海市 (1990年7月2日)
ヴィラ・ド・ビスポVila do Bispo*西之表市 (1993年10月1日)
シントラSintra*大村市 (1997年8月21日)
アブランテスAbrantes*人吉市 (2009年9月24日)
ナザレNazaré*逗子市 (2004年7月)※国際友好都市です
各地の交流が今後も増えていく事を願っています。
日本ポルトガル協会の活動をもっと知りたい方は、是非こちらもご覧ください。
http://nippo-kyokai.org/